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遺伝子検査

遺伝子検査とは、DNAの変異(突然変異)を検出する検査のことを言います。遺伝子検査を行うことで、遺伝子の変異によって発症する遺伝子疾患のリスク判定ができます。猫種によって出やすい変異があります。

当キャッテリーでは、各猫種に合わせて必要な遺伝子検査を行ない、クリア判定の両親でのみ繁殖を行っております。

◩ PK-Defピルビン酸キナーゼ欠損症

気をつけてあげたい猫種:アビシニアン アメリカンショートヘア サイベリアン 雑種 シャム ソマリ ベンガル ラガマフィン ロシアンブルー 他(アルファベット順) 分類:血液 概要:猫のピルビン酸キナーゼ欠損症とは、遺伝性の血液疾患です。ピルビン酸キナーゼ欠損症は、赤血球が壊れて貧血を引き起こします。赤血球寿命が短縮し、生後2~3ヶ月の頃に貧血を発症します。病状が進行すると元気・食欲が低下する疾患です。 アビシニアンやソマリで、ピルビン酸キナーゼ欠損症の遺伝子変異が多くみられると言われています。 発症年齢:貧血は2,3カ月から始まるが、臨床症状は5,6カ月~3歳以前

◩ PKD多発性嚢胞腎

気をつけてあげたい猫種:アメリカンショートヘア エキゾチックショートヘア サイベリアン 雑種 シャム ヒマラヤン ブリティッシュショートヘア ペルシャ ペルシャを交配した猫 マンチカン ラガマフィン 他(アルファベット順) 分類:泌尿器 概要:腎臓に多数の嚢胞(液体などがたまった袋状の構造)ができる疾患です。進行していくと腎機能が徐々に低下していく遺伝性の病気です。ペルシャ猫や、ペルシャ猫と血縁関係のある猫に多くみられます。多くは3歳以上で発症します。原因としてはポリシスチン1産生障害がみられます。 発症年齢:3歳以上~平均7歳齢~10歳

◩ HCM肥大型心筋症

気をつけてあげたい猫種:アビシニアン アメリカンショートヘア エジプシャンマウ サイベリアン サバンナ スコティッシュフォールド ソマリ 短毛雑種猫 ノルウェージャンフォレストキャット ブリティッシュショートヘア ペルシャ メインクーン ラグドール 他(アルファベット順) 分類:循環器 概要:心筋症とは、心臓の筋肉(心筋)そのものに異常が出てくる病気です。その中でも心筋が分厚くなる病気が肥大型心筋症です。特に左心室の肥大、拡張が多く、進行していくと頻脈、食欲減退、活量低下、呼吸困難などがみられる心疾患です。心不全、大動脈血栓塞栓症は後肢の麻痺、突然死の原因となります。 発症年齢:メインクーンでは平均5~7歳、ラグドールでは平均2齢 肥大型心筋症(猫)の早期発見プログラム 3歳未満:3歳までに1回の心臓検診 3~9歳:2年に1回の心臓検診 9歳以上:毎年1回の心臓検診

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