元気いっぱい食欲旺盛な子猫ちゃん、時折繰り返す軟便&少量の血液付きのうんち。ひどい下痢になってしまうことは少なく、何となく軟らかいというものです。
トリコモナスとは、原虫という内部寄生虫の一種です。これと似ているものにジアルジアというものがいます。
問題なのは、トリコモナスもジアルジアも糞便検査での検出率が低い事です。排便されてから時間がたてば検出はほぼ不可能。“採れたてホヤホヤ”でないと顕微鏡では難しいでしょう。しかも採れたてでも検出率は10~20%とも言われています。
二つ目の厄介な点は、非常にしぶといという事です。駆虫薬を用いても完全に駆虫できるとは限らず、症状が出ないまでに改善しても腸内には残存しているという事です。排泄されて時間が経った便の中で生存し続ける事は困難ですが、排便直後の便やお尻周囲に付着した便には感染力を持ったトリコモナスがいます。触れたり舐めたりするとそこで感染サイクルが続いてしまいます。
三つ目に厄介な点、それは駆虫薬がどれも極上級に苦いという事です。
駆虫薬としてメトロニダゾール、ロニダゾール、フラジールなど。
四つ目に厄介な点は、感染力です。駆除しきれずにキャリアとなってしまう子もいますが、そういった子は明らかな血便や下痢は示すことなく時々軟便になる程度で、ほとんど無症状で過ごしている事も多いです。しかし便には寄生虫が居るため、免疫力の弱い子猫や持病がある子などには感染しやすくなります。
こういった事態を防ぐためにはこれらの寄生虫が検出された場合には、他の子と接触を避け、できれば感染が確認された子を隔離し、使用していたトイレや敷物などをよく洗って干して乾かすなど清潔に保つことが大切です。
(うぇる動物HPさんよりお借りしました)素人でも分かり易く書かれていました。
Comments