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子猫の病気のサイン

子猫は身体も小さく体力もまだ十分でないため、症状がすぐに重篤になってしまうことがあります。元気、食欲がない、排便、排尿の様子がいつもと異なる、くしゃみやめやにが見られる等、変化に気づいたら早めに動物病院を受診するようにしましょう。


「下痢」

移動や外出、気温の変化等環境のストレスが原因で胃腸炎を起こしたり、細菌感染や、前述の寄生虫感染症やウイルス感染症の症状のひとつとして下痢が見られることがあります。また、子猫は、異物の誤食や、離乳食などの新しく変えたごはんが合わない等、食べ物が原因ですぐに消化不良を起こしてしまうこともあります。


一時的な下痢で元気や食欲に変わりがないようであれば様子を見てもよいかもしれませんが、下痢が2、3回続くようであればしっかりと検査、治療をした方がよいでしょう。


受診にあたっては、糞便検査を行う可能性もあるので、新鮮な便がある時は持っていくとよいでしょう。糞便の検査には、一般的に行われる細菌や寄生虫の検査の他、慢性的な下痢等に対してより詳しく病原体の有無を調べる遺伝子検査もあります。


診察では、その日に食べたものや、最近ごはんを変えていないか、生活習慣や環境の変化の有無を伝える他、初診であればこれまでの駆虫や予防接種の状況等をしっかり伝えるようにしましょう。


「嘔吐」

嘔吐の原因もさまざまあり、食べ物や環境のストレス等により胃腸炎を起こしてしまった場合や、寄生虫感染症やウイルス感染症の症状のひとつとして嘔吐が見られることがあります。また、子猫は病気でなくても、急にたくさん食べて吐いてしまったり、グルーミングの際に飲み込んでしまった毛玉を吐き出すということもあります。


1回の嘔吐で、元気や食欲に変わりがないようであれば様子を見てもよいかもしれませんが、嘔吐が続く時は早めに動物病院を受診するようにしましょう。胃腸炎の他にも膵炎や感染症等の病気や、食道憩室などの先天性の病気が隠れていることもあります。また、ぐったりしているような場合には、異物誤飲による中毒など緊急性が高い状態である可能性も考えられますので、早急に受診するようにしましょう。


受診にあたっては、その日に食べたものの他、異物誤飲の可能性の有無や、食前・食後等いつ、どんなものを吐いて、その後はどのような様子であったかをしっかり伝えるようにしましょう。


「発熱」

猫風邪等感染症の症状のひとつとして、発熱がみられることがあります。また、中毒やケガによる感染等でも発熱が起こることがあります。熱中症の場合も体温は上がり、ぐったりして呼吸もしんどそうになります。

たくさん遊んで興奮した後などの一時的な場合を除き、猫の発熱は病気のサインです。


猫の安静時の平熱は38度から39度前半です。自宅で熱を測る習慣がない場合も多いかと思いますが、足先や耳等が少し熱っぽいように感じて、いつもより元気がない様子があれば、体調不良を疑って早急に動物病院を受診するようにしましょう。


「目ヤニ」

子猫が目をしょぼしょぼさせていたりめやにが出ているときは、眼に異物が入っていたり、角膜が傷ついていたり、結膜炎や角膜炎を起こしてしまっている可能性があります。眼のトラブルではありますが、原因は眼の外傷だけでなく、猫風邪等の感染症で起こることもあります。


特に、両側の眼からめやにが出ていて、くしゃみや鼻汁等を伴っている場合は猫風邪による症状である可能性が高いと考えられます。なお、一度感染した猫は、体内にウイルスを保有し続けるため、成猫になった後も冬の寒い時期など、体力が少し落ちると時々めやにが出てくることがあります。


一方で、めやにが出ているのが片側だけの場合は、異物や目を傷つけてしまったことが原因である可能性が高いでしょう。


いずれにしても、なかなか自然に治るということは少ないので、めやにが続いているような時は動物病院を受診しましょう。


治療としては、原因と症状に合わせて点眼薬を投与したり、感染症などが原因となっている病気がある場合はその治療も行います。一定期間は自宅でも点眼を継続することが多いため、点眼の方法や、投与の回数、順番等もしっかり教わるようにしましょう。

(猫との暮らし大百科さんからお借りしました)


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